
【住人紹介no.35-やりたいことが増え続けた生活-】 2019.06.21(Fri)
住人紹介no.35はアオイエ下鴨に住む「ひなこ」こと柴田 比那子さん。看護師と保健師の資格取得を目指す理由や、アオイエに入居した理由、退去を明日に控える中、6ヶ月間の生活を振り返ってみてアオイエの生活がどうだったのかをお聞きしました。
柴田 比那子 (Hinako Shibata)
1996年生/同志社女子大学看護学部4年生
物件:下鴨
入居期間:6ヶ月
看護師と保健師の資格を取るための勉強に取り組んでいます。
資格を取るのは、看護や保健の分野から祖父母がある岡山県新見市を元気にしたいと思っているからです。
柴田家には代々伝わる田んぼがあり、私はイヤイヤですが幼少期の頃から手伝いをしていました。
今、実家を離れ年齢を重ねるにつれて昔は気付かなかった魅力に気付き始めています。
昔綺麗だった田舎ならではの自然あふれる風景がどこか寂しく、人もいなけば、昔は日常だったおじいちゃん、おばあちゃんの笑顔が少なくなっています。
私のおじいちゃんが病気になって、お米が収穫出来ない年があって、それ以降田んぼが荒れてしまいました。
自然ならではの美しさを保つためには、現地の方々の健康を支えることが必要です。
そのためには看護師や保健師の力が必要だと思っているので、今は資格を取るために勉強しています。
看護師は病院での仕事がメインですが、保健師は高齢者の方の介護や、赤ちゃんが生まれる際の母子手帳の説明など、公衆衛生の分野で地域住民の健康を守る人です。
昔はその田舎に思い入れはありませんでしたが、今は看護と保健を通じて新見市を元気にしたいと思っています。
資格を取得した後に直ぐに新見市に戻るつもりはありません。
新見市に戻って看護師になるのでは本質的な問題解決にならないと思っているからです。
私は、命に向き合うのはお医者さんだと思いますが、病院での生活や、退院した後の人生に向き合うのは看護師・保健師の仕事だと思っています。
病気を直すだけではなく、患者さんそれぞれの生活に向き合うので正解がありません。
まずは、看護師が人に向き合うとはどんなことかを学び、看護師としての力をつけた後に、地元に戻るかもしれません。
常に誰かと繋がっている時代だからこそ、ネット環境を遮断できるようなゲストハウスをやるかもしれませんし、田舎にある自然だからこそ可能な人間としての本能を呼び戻せるような空間を作りたいです。
なので、今後は健康と地方創生を掛け合わせた挑戦をしていきたいと思っています。
また、岡山県は全く関係ありませんが、アオイエに来てから看護の世界の特異性に気がつきました。
自分自身が看護の世界にいるからこそもっと出来ることがあるのではないかと思い、ヘルスケアビジネスにも興味があります。
看護師の仕事をもっと円滑にして看護の質を上げていきたいという思いもあります。
さらに、ラブホテルの経営にも興味があります。ここでは話切れないのですが、ラブホテルに可能性を感じてます。
つまり、やりたいことがありすぎるのが現状です。
フェイスブックでたまたまアオイエの入居説明会を知り、直感で行きたい!と思って参加しました。
私はもともと色んな分野の人と関わることが好きなのですが、丁度半年間の実習期間中で病院と家の行き来が中心の生活になっていました。
もっと日常から看護以外の人と関わりたいと思ったことが直感の根っこにあると思います。
両親から自分でお金を出すのなら住んでも良いと言ってくれたので入居を決めました。
まずはお試しで1ヶ月間の短期滞在をした後に正式に入居するかどうかを決める予定でした。
ですが、居心地が良すぎて直ぐに入居することにしたんです。(笑)
エンジニアの方や研究者、起業している人など全く違う分野の人が集まって生活しているので、この人たちと仲良くなってどんな人なのかを深く知りたいと思いました。
私の話を聞いてくれたり、話しかけるとどんどん話してくれて、私のことを受け入れてくれる感覚がありました。
だからこそ居心地が良く、自分の肌感ですがで合っているなと感じました。
直感を信じて、説明会に参加して間違いなかなったと思います。
出会うと思っていなかった分野の人と出会えることです。
一番思い出に残っている出会いはアオイエゼミに参加していた東京のアオイエに住んでいる不破さんと出会ったことです。
不破さんは京大付属病院の看護師を1年目でやめてキャリアコンサルをしていて、看護師は三年積み上げて一人前になるべきだと思っていましたが、いろんな生き方があるなと常識が常識ではなくなりました。
半年間住んだのですが、本当にあっという間でした。居心地は良いものの、日常の中に刺激がたくさんあるので、本当に楽しかったです!
普段の会話から、世界がどんどん広がっていっていく毎日でした。その中で、考え方も随分変わったと思います。結果的に人生でやりたいことも増えました。(笑)
『私を受け入れてくれて本当にありがとう!大好きっ!』っていう気持ちです。(笑)
来年の春から東京で看護師をするので、是非アオイエに住みたいなと思っています。
自分を客観視して成長していく場所かなと思います。
アオイエに来るまでは、実習室に閉じこもっていましたが、自分とは違う分野の人と接することで、比較が出来るので自分がいる分野を相対的に見ることが出来ます。
岡山県新見市の田んぼに遊びに来てください!と言いたいけど、今はまだ両親が困っちゃうので私が田んぼを管理するようになったら、是非来てほしいです。(笑)
父の知人で、子供がなかなかできない夫婦がいたのですが、岡山県の新見に来てから子供を授かりました。
それくらい自然豊かで、体の調子が整う場所なんだと思います。
コミュニティハウス アオイエ下鴨の部屋一覧
現在満室のため、他の物件をご検討くださいませ。
BLOG
-
NEW!
【住人紹介no.38-多重定義としての家族-】
2019.07.25(Thu)
住人紹介no.38はアオイエ下鴨に住む「はるさん」こと友部遼さん。はるさんがなぜアオイエに住み、アオ...
-
【住人紹介no.37 -家に誰かがいる安心感-】
2019.07.11(Thu)
住人紹介no.37はアオイエ下鴨に住む「まさき」こと正木琢登さん。自分を変えたい想いでアオイエに入居...
-
【住人紹介no.33-知識欲を満たしてくれる日常-】
2019.06.13(Thu)
住人紹介no.33はアオイエ下鴨に住む「ほりちゃん」こと堀勝太さん。ヨット部をやめてインドへ飛び立ち...
-
住人紹介 No.12
2018.10.14(Sun)
洲脇 祐太郎 京都府立医科大学医学部3年 医療系コワーキングスペース「.Apollo」を運営...
