最年少対談-18歳の僕と16歳の私がアオイエに住む理由- | メンバーブログ | アオイエ

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アオくんの家

最年少対談-18歳の僕と16歳の私がアオイエに住む理由- 2019.04.02(Tue)

平均年齢24歳・最高年齢40歳のアオイエに、16歳の益山さんと18歳の中田さんはなぜ住んでいるのか。アオイエとの出会いから、家での生活、今後の2人の人生についてを対談形式で聞きました。益山 永遠(Towa Masuyama)

2002年生まれ。起業家を対象にしたイベントをきっかけに中学3年に個人事業で起業。「胸が大きい女性にも、下着を選ぶ自由を」原体験ベースで下着ブランドを立ち上げ、クラウドファンディングで80万以上の資金調達を行う。高校を3ヶ月で中退し、上京。様々な会社でインターンをし、現在はWeb制作・マーケティング事業を行う会社にて広報を担当。中田 怜(Rei Nakada)

2000年生まれ。国内、海外を一人で旅する中で起業を志し、12年間続けたサッカーを引退後に起業。都内のITベンチャーで働いた後、現在は6月サービス開始に向けて準備中。心の問題に向き合い、多くの人のWell-Beingな生活に貢献することを目指す。



【16歳と18歳がアオイエという選択肢に出会うまで。】


>こうた

そもそも高校生が親元を離れ、寮でもなく、シェアハウスに住む選択肢はなかなか思い浮かばないと思うんですが、なんでそういう選択をしたんですか?



>れい

僕はもともと高校卒業後すぐに大学進学をするつもりはありませんでした。

大学に進学しない場合、いつまでも実家でお世話になるような生活を続けるわけにはいかないなと高校二年生終わりの段階で思っていて、ちょうどその時にアオイエを知りました。

当時住人だった伊達さんに住んじゃいなよ!と誘われたことや、高校卒業する前に、親元を離れた生活に慣れていたほうが、後々楽だなと思ったので住むことになりました。

ですので、アオイエに入ろう!という気持ちはなくて、親元を離れた生活に慣れようという思いが先だったんです。



>こうた

アオイエに遊びに来たきっかけはなんですか?



>れい

セブ島にいるヒロムさんからの紹介がきっかけです。

ヒロムさんとは高校1年生の頃に途上国に行きたいなと思い、1人でフィリピン(セブ島)に行った際に知り合いました。



>こうた

何で、部活をしている高校生が発展途上国のフィリピン(セブ島)に興味を持ったんですか?



>れい

中高一貫校だったのですが、高校に進学した際に選択したクラスが、ちょっと変わったクラスで。

僕の一つ上の代からできた新しいもので、座学はあまりやらずに、自分で調べて発表する形式の授業が多くありました。

外部の社会人の方などと関わる機会にも恵まれていて、自分の将来について必然的に考えなければいけない場面が沢山ありました。

外から刺激を受けて視野が広がるような環境に身を置けたことは、偶然といえますが本当に良かったです。先生も尊敬できる方ばかりでした。

そんなクラスで生活する中で、クラスメイトが貸してくれた本をきっかけに発展途上国に興味を持ち始めました。

興味があるなら実際に現地に行ってみようと、高校1年の12月30日から1月4日までセブ島に行ってきました。


一人では初めての海外だったので、まずは現地の日本人に出会うことを主な目的にしました。

その時に人づてでヒロムくんのことを知り、紹介してもらったんです。

しかし、その時は都合がつかずfacebookで繋がっただけで…。

その後、ヒロムさんのfacebookの投稿から帰国していることを知り、ぜひお会いしたいですとメッセージを送りました。

アオイエに泊っているということでしたので、ヒロムさんに会いにアオイエに遊びに行ったことが、アオイエを知ったきっかけです。



れいくんがアオイエに住むきっかけになった松田大夢(まつだひろむ)さん。バジャウ族在住。ゲーム/自然/狩猟/高校卒業3日前に中退をしてホームレスを経験後、バジャウ村に住み着く。40万でバジャウ族の嫁と電撃結婚しくクラウドファンディングにて150万を集めてゲストハウスを建設。一児の父。 出演:テレ東『世界ナゼそこに日本人』/『グッと地球便』など多数。



>こうた

永遠ちゃんはどうやってアオイエを知ったんですか?



>永遠

夏休みの1ヶ月間、株式会社talikiでインターンをするのに、実家の愛知からオフィスのある京都に通うのは物理的に不可能でした。

1ヶ月間生活ができる京都の宿を探していた時にtalikiに所属していたインターン生からアオイエを紹介してもらいました。

インターン応募のきっかけは代表の中村 多伽さんと純粋に仕事がしたかったからです。

2018年の2月にtalikiが主催したBEYOND2018というイベントに参加したことが、中村さんとの出会いです。

Twitterで下着ブランドを作りたいとツイートをしたことがきっかけで、talikiに関わる大学生の方からイベントの誘いを受けました。

イベントで起業家の中村 多伽さんと出会い純粋にすごいなと感銘を受けたんです。

それまでSNS上で下着ブランドを作りたい!起業したい!と言っていたものの、どう行動すればいいかわからなかったです。普通の中学生でしたので…。

中村さんについていったら成長できるんじゃないかと思いtalikiに入ろうと思いました。株式会社talikiは、「命を落とす人、死ぬよりつらい人の絶対数を減らすシステムを創る」をビジョンに掲げ、社会起業家のインキュベーション事業、関西を中心とした企業の事業開発支援事業を行なっている。(https://www.taliki.co.jp)



>こうた

二人の行動の動機はどこからくるの?



>れい

僕はたまたま入学した学校が少し特殊で新たな取り組みをしていたり、機会に恵まれていたことですかね…。

サッカーをずっとやっていて、中学を選ぶときにクラブチームに行くのか、受験をして部活としてサッカーをするか、2つの選択肢がありました。

クラブチームに入ると学校から一旦帰宅して、夜に練習があるため帰宅が遅くなり、身体的にハードだなと思いました。

それに比べ、部活だと学校が終わった後そのまま放課後に練習ができ、帰宅もはやいです。ですので、部活に入るために中学受験をしました。

その選択が結果的に、多くの機会を与えてくれました。

たまたま先生から凄く影響を受けて、面倒を見てくれてというように、偶然の出会いが僕の中では大きかったです。

その環境に身を置けたことは本当に幸せなことだったと、振り返ってみて思います。



>永遠

私は学校に適合できなかったこと…?かな。

私も途中までれいと同じ道を歩んでいたのかもしれないです。

勉強がすごい好きだったから、中学校までは成績も良く、生徒会にも力を入れていました。

しかし、中学三年生の時にずっとめざしていた高校に家庭の事情でいけないことが発覚し、どんどん普通の道からはずれていきました。

生徒会も勉強も目指していた高校にいくために頑張っていたので、頑張る理由がなくなり、当時は学校へいく意味もよくわからなかったです。

だったら、学校へいくより夢である起業をしたほうがいいのでは?という気持ちが大きくなっていきました。



【年下ゆえの葛藤】


>こうた

実際にアオイエに住んでみてどうですか?

年下として住んでいて抱える葛藤とかはありませんか?



>永遠

一対一のコミニュケーションの取り方に苦労したことはありません。

みんなも私が年下だからといって、気を遣うことはしていませんでした。

ただ、入居したばかりの頃は家族会議の難易度が本当に高くて、年下というだけで自分の中で勝手に壁を作り、意見を言うのを恐れていました。


※家族会議

各物件毎に毎月開催される住人一同が集い、近況報告や家のルールなどを話し合う会。

堅苦しいものではなく、フラットに住人が話す場。



>れい

僕は普段から話すタイプではないので、そもそも意見を言うことはなかったです。

控え目な部分はありましたが、今は慣れたので不安は全くないですね。

少なからずどこのコミュニティにも低い年齢で入ると最初は関心を持たれますが、自分がもし逆の立場だったら、年の差は関係ないと感じるので年齢差を気にすることはなかったです。



>永遠

私は中学生で80万円のクラウドファンディングを成功させていたり、15歳で下着ブランドを立ち上げていたので世間から凄い!という評価をされていました。

でも、アオイエでは予想以上に世間一般の益山永遠像とは違う扱いをされました。

全くちやほやされず「いや、みんな私のこと知らないんかい!」みたいな状態です。(笑)

アオイエに住み始めた時は調子に乗っていたので、みんな私のことを知ってると思っていましたし、なんで15歳で下着ブランドを立ち上げようと思ったの?とか、なんでアオイエに来たの?とか質問攻めなんだろうなと思っていたら案外聞かれなくて。(笑)

アオイエに来て年齢や肩書きで判断されないことによって、自分が何も持っていなかったと気付きました。

アオイエのみんなが益山永遠を1人の人間として見ていてくれたのは、凄くありがたかったです。



>こうた

今一緒に住んでいて、同年代の2人だからこそ話せる話や親近感を感じることはありますか?



>永遠

私はあると思っています。

運営の人たちに京都から上京する際にどこの家が合うのかを相談したことがあります。

その際に、今住んでいる下高井戸は面倒見が良い人が多いし、高校生のれいも住んでいるから合ってるんじゃない?と言ってくれました。

れいと直接会ったことはなかったのですが、東京のアオイエで暮らす高校生が私にとってのロールモデルみたいな存在で安心できました。


※永遠ちゃんは10月にアオイエの制度を使用して京都二条から下高井戸に引っ越しました。



>れい

年下だからといって特別意識することはありませんが、年齢が近く親近感が湧くので単純に良いなと思います。



>こうた

実家に帰りたいとか、親御さんに対する感情の変化とかはありました?



>永遠

アオイエに住み始めてから実家に帰ったとき、泣きながらご飯を食べたことがあります。

バスに乗って夜中に帰宅したら、台所にご飯がラップに包まれて机に置いてあって。

ご飯があるってこんなに幸せなんだなぁと噛みしめました。

今自分が自由に生活できているのも、やっぱり親の存在が大きくて、本当に感謝しかないです。

金銭的な面で支援してくれることへの感謝だけではなくて、私がやりたいことを自由に許してくれていること。そこに一番感動しています。



>れい

もう引退しましたが、部活をやっている中で自炊も洗濯もしなくてはいけなかったので、実家を離れてみて支えられていたんだなと感謝しています。
ひな祭りの際にお母さんがよく作ってくれた料理を住人に振る舞う永遠ちゃん。



【お互いに対して】


>こうた

れいはまだ学生で歳下の永遠が、働いている姿を見て何か感じますか?



>れい

びっくりはしないです。同年代でも歳下でもそういう子がいるのは知っていたし、国内でも世界的に見てもそういう人がゴロゴロいますから。



>永遠

私は用意されたレールを外れる人を見る度に衝撃を受けます。

私の中でのレールとは、小学校から大学まで進学した後に就職することですが、私は高校を中退するまでは、志望していた高校に行って、大学に行っていい会社に就職することを考えていました。

中退してしまいましたが、私立や、新しい教育プログラムを取り入れた良い教育を受けられなかったことにコンプレックスを持っています。

そうした道を歩んで来た人たちを見ると、私も同じように良い教育を受けていたら、尊敬出来る人たちと肩を並べることが出来たんじゃないかなって思ってしまいます。



【今後のこと】


>こうた

今後共に暮らすみんなに求めることはありますか?



>れい

やっぱり人生経験が多い、年上の人達といた方が学びになります。

ただ、関係性としては、今のままが良くて、真面目な話と世間話が3:7の割合が自分にとっては心地よいです。



>永遠

私は京都の二条から東京の下高井戸に引っ越しをしました。

二条では親元を離れたばかりだったということもあり安心を求めていましたが、挑戦したい気持ちで上京したので、下高井戸には刺激を求めています。

今住んでいる下高井戸では、リビングでみんなが作業している姿を見て私もやらないと!と思ったり、話を聞いて自分自身がアップデートされる感覚があるので、今の環境と関係性に凄く満足しています。

下高井戸の人は私が全く知らないことを探求している人が多く、価値観が違いすぎて理解できないことも少なくありません。(笑)

下高井戸のみんながどうしてその価値観になったのかが凄く気になるので、時間を作ってみんなともっと話していきたいと思っています。



>こうた

今後二人はどう生きていきたいですか?



>れい

11月に引退して、サッカー人生には区切りをつけました。

12年間プレーする中で、何かを長く続ける事で価値ある学びが得られると気づきましたし、選手権で全国大会に出場するチームには、僕らにはなかった覚悟があるように感じました。

高校時代には持てなかった覚悟を持って今は6月のサービス開始に向けて準備しています。



>永遠

アバウトですが、出来ないことが出来るようになったり、知らないことを知る感覚が好きなので、どんどん自己成長していきたいです。

私は学校という社会に適合できなかったので、同じく社会に適合できなかった人たちのロールモデルになりたいと思っています。

学校を辞めることや不登校になること、学校外での活動を始めるにはとても勇気が必要なので、そういう人たちに勇気を与えたいなと思っています。

アオイエに入居したのはたまたまですが、実家で暮らす以外の選択肢もあるし、定住ではなく移動して暮らす選択肢があることを積極的に発信していきたいです。

私は既存の社会の価値観を覆していきたいし、10代の人たちが知らないような新たな選択肢を提示していきたいです。

そして、私が大好きなアオイエという居場所を知ってくれる人が増えれば嬉しいなって思います。


下高井戸住人の誕生日お祝いを住人数名で。



編集後記

二人の出会いをきっかけに、”高校生だから” “10代だから”という眼鏡をかけて人と接することを辞めた人は少なくないと思います。

共に生活をする中で、時折顔を出す高校生らしい一面も10代らしい一面も、20,30代の僕らとなんら変わりはありません。

高校生ではなく、10代の子でもなく、一人の人間として一つ屋根の下で、二人と共に生活できていることを幸せに感じます。

とはいえ、数年ではありますが人生の先輩としてカッコ良い背中を常に見せ続ける良い兄貴でありたいです。


(企画/インタビュー/構成:山田浩太 編集:辻野結衣)


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