故郷(ふるさと)-夏のコラムvol.2- | メンバーブログ | アオイエ

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コミュニティハウス アオイエ新代田

故郷(ふるさと)-夏のコラムvol.2- 2018.08.14(Tue)



同郷の友だちが一斉に帰省し始めたのを、SNSを通して知る。

帰省は、地方出身者にとっては夏の一大イベントだったりする。

「帰省する」という概念がない人がいることは、上京して、東京で生まれ育った子に出会って初めて知った。

 

* * *

 

わたしたちは一体、何に「故郷」を感じているのだろう、と時々思う。

 

だって、出身地を思い出させてくれるものは、東京にだってある。

 

そんなに苦労しなくてもゆるキャラは見つかるし、ご当地のアイスやお菓子もコンビニで買えるようになってきたし、食材をどこから取り寄せたのかは知らないが、県名物の料理を売りにしている居酒屋だってある。東京にはなんでもある。

 

それでもやっぱり帰りたくなってしまうのは、どうしてなのだろう。

 

* * *

 

「居場所とは人のことだと思う」と、Twitterでつぶやいたことがある。

  

でももし、たとえばずっと住んできた家を手放すことになったら?

たとえば大きな災害が起きて、自分の街がだめになったとしたら?

 

そういう「ハコ」がなくても、私たちはふるさとをふるさとと呼べるのだろうか。

 

東京と、故郷と。

同じ空の下と言えど、やっぱり空の広さや色や、雲の形は違うし、同じ地球なのに、においだって違っている。

 

故郷の本質は、そういうところに宿っているのかもしれない。

 

* * *

 

きっと、誰にとっても、忘れかけていた自分の大事にしたいものを思い出させてくれる場所はすべて、「故郷」なんだと思う。

 

だからそれは、必ずしも生まれ育った場所でなくてもいいし、故郷が、「人」のことを指していても、「ハコ」のことを指していてもいいのだと思う。

 

いつかアオイエを「故郷」と呼ぶ日が、来てほしいような、来てほしくないような。そんな気持ちです。


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